2010年9月9日木曜日

30周年記念体育大会 ~先生の「ささえる」という思い~


応援コンクールで優勝した、3年3組の様子です。全員で喜んだ後しばらくしても、その感激は止まりません。よく見ると、担任の先生も大喜びで輪の中に入り、みんなと喜びをかみしめていました。思わずもらい泣きしてしまいそうになるほど一つになっているこの学級の様子を見て、しばらくすると、全校から温かく、大きな拍手がわき上がりました。

生徒が本気を出すために、そして、主役の生徒が「主役」を意識して活躍するために、どうしていったらいいのか。答えはありませんが、先生方はそんなことを考えながら日々を送り、先生方とその方法を探っています。法則や理論なんて通じない、人と人との関係を模索していく中でこうした感動に出会えたとき、教師冥利に尽きると感じるときがあります。(きっと、どの先生も同じだと思うのですが…)

そのために、先生は時には誉め、激励し、時には叱ったり、苦言を呈したり…。いろいろな方法で、みんなのハートに火をつけることができないかを考えています。今日の体育大会でも同じ。どの先生も、みんなに精一杯やってもらいたいと考えるために、ずっと皆さんに寄り添って応援を考え、旗をつくり、練習で指導し、ともに笑ったり泣いたりしながらここまできていると思います。

朝、3年3組には、先生からメッセージが黒板に書かれていました。

その言葉は、今日の体育大会を迎えるまでにみんなが心の中に抱えてきた「何か」を、先生が代わりに伝え、「思いきり楽しんでやろうね」そして、「一点の曇りもないすばらしい思い出にしよう」と話されています。

勝つことも大切ですが、それ以上に「みんなとともに過ごせることを幸せに思います。ありがとう。」と黒板に書かれた先生が、今日の生徒の応援の様子を見て、そして、応援最優秀の表彰をもらって…、生徒の喜びとは違ったところで、先生の喜びはひとしおだったと思います。

先生たちができるのは、この黒板にあるように、みんなの気持ちを考え、みんなを支えることです。主役はあくまで生徒の皆さん。だから、今日はどの学級も頑張ってくれて、「ささえる」側の先生達も、本当に最高の体育大会でした。様々なドラマがあり、多くの感動をもらいました。どの生徒も輝いていて、ささえてきた先生達が、そのまぶしさに涙が出るほどの感激をもらいました。

今日は、まさにそんな体育大会だったと思います。本当に、ありがとうございました。


最後に、生徒会長の言葉を借りて…

  「安祥中、最高!」