「自由研究…何にしようかなぁ」
第3弾は、そう、七夕。 これは昨日の七夕まつりの様子です。
「?」
と思った人、あなたは正解です。
この七夕まつりは、実は愛知県一宮市の「おりもの感謝祭 一宮七夕まつり」の様子。安城とは違い、昨日まで行われていました。この商店街は、アーケードというつくりに囲まれていて、雨が降ってもかさをささずに買い物ができる商店街です。ですから、吊るして飾られているのが特色。
安城の七夕まつりは、「日本一の願いごと」、「願いごとの聖地」をめざして、8月6日から3日間の日程で開かれます。(詳しくは、日本三大七夕「安城七夕まつり」公式サイトへどうぞ) 安城の七夕は、竹に吊るした飾り。オープンエアーで、夏の風情を楽しむことができます。
同じまつりで、似ているところ、違うところを探すのも、面白いんですよ…。
「ちょっとちょっと先生!これじゃあ夏まつりに出かけてるだけじゃないの!」
と叱られそうですが、そこに宿題の壷が、かくれているのですよ…。
(何かの番組みたいになってしまっていますが…)
ぐるっと回っていると、尾張一宮の真清田神社前に、一宮市内の各学校からの大きな飾りがありました。見上げてみると、クラスの名前が書いてあって、みんながこの一年間仲良く生活できますようになんてことが書かれています。他の学校には個人の願いが書いてあって、「世界平和」なんていうのもあります。おっ!前回の安祥中の願い事短冊に負けない内容です。
どこの地区にも、こうしたおまつりを学校も参加して盛り上げようなんていう様子があるんだなぁという気持ちと、その表現方法には様々なんだなあという違いを楽しむ気持ちの二つを感じました。
真清田神社は非常に大きな神社ですが、その前にあるテントでは、ボーイスカウトの中学生や、制服を着た中学生がボランティア活動をしていました。暑い中を歩いてきた皆さんに、うちわを配布しています。
今回の安城の七夕は、本校からも飾り付けで参加する生徒や、ボランティアで参加する生徒、踊りや演技で参加する生徒などもいます。
こうした人たちで、お祭りは支えられているのですね。
「先生!で、自由研究のヒントは?!」
あっ!すみません。忘れていました…。
一宮の七夕まつりも、安城の七夕まつりも、戦後になって登場しました。安城の七夕は、どのように始まったのか…、知っていますか?そして、全国のほかの七夕まつりはどんな起源や由来があるのでしょう。これも、「七夕」をキーワードにした一つの研究となります。
今年で57回を数える安城の七夕。
ということは、皆さんの近所のおじいさんやおばあさんなら、どうやって七夕が誕生したか、分かるはず。そして、東部小学校の子なら分かると思うのですが、実は、安城七夕まつりよりも前に、この地域の特色ある七夕まつりが行われていたことなども、掘り出してみると意外な歴史にもなります。
安城市街地は、この七夕の57年の歴史のなかで大きく変わってきました。探せば絶対当時の写真や風景があります。その写真をもとに、今どうなっているのかを探ったり、地図などで再現してみるのも面白いかもしれません。
…今回も、あんまりヒントになりませんでしたか?
じゃあ、次回は社会科関係以外で考えてみたいと思います。
「えっ…、先生、まだ続けるんですか…」
…。