2010年7月19日月曜日

夏の運動部大会を振り返る ~さらなる高みをめざして~

2日間の支所予選が終わりました。選手の皆さん、応援の皆さん、そして、保護者の皆様。朝早くから準備や応援など、本当にありがとうございました。そして、安祥中生らしい張り切ったプレーを見せてくれて、ありがとうございました。この大会を、別の視点から振り返ってみましょう。

大会2日目の夕方、うれしさに顔をほころばせて、バスケットボール部女子、バレーボール部女子の皆さんが職員室の校長先生のところにあいさつに来ました。写真はバスケットボール部女子の皆さんです。次への大会へコマを進め、さらなる高みをめざして歩み始める皆さんの姿には、今までの辛い練習や部活動での様々な出来事なども吹っ飛ぶようなうれしい出来事だったかもしれません。
サッカー部男子も準優勝でしたが、こちらは1校のみしか市内から上位大会へはいけないため、準優勝でもこれで最後という悔しい思いもありました。職員室でそれぞれの思いを校長先生に伝えながら、それぞれの道に向けて、今回の長かった挑戦をいろいろな思いで振り返る選手の姿がありました。

バレーボール部男子最終戦は、東山中学校との対戦でした。結果として準優勝となった相手に、安祥中は果敢に攻め、逆転したりされたりのシーソーゲームを演じました。チームでも声を掛け合い、励ましあったなかで、ひときわ大きな声をあげて応援しているかわいらしい1年生の姿をみました。「勝ってほしい…」その一心で応援する1年生の声は、やがて会場の安祥中を応援する保護者、そして、昨年度のOBのメンバー6名、さらにはもっと古いOBも巻き込み、大きな声援となりました。たまらず相手がとったタイムの瞬間、メンバーを労って大きな拍手が沸き起こっていたのは印象的でした。
「試合は一人では勝てないんだなぁ…」そう実感した瞬間でした。
結果として惜敗でしたが、応援席にかけてきて深々と頭を下げた選手のみんなも、応援している方々も、「悔いはない…」そんな感じがありました。

大会終了後、全ての部活動が終了した卓球部女子、ソフトテニス部女子は、今までの先輩たちが部活を引っ張ってくれてきたことに感謝し、引継ぎへの思いを込めた会を開いていました。後輩からメッセージを送る姿、先輩から後輩への託す言葉…。思いは様々ですが、試合が終わったあとも、熱い時間は学校で長い間続きました。
後輩を目の前にして、一人ずつ自分の最後に伝えたいことを離し始めた卓球部の先輩たち。最初は笑い声や笑顔にも包まれて、穏やかなムードだったのですが、いざ真面目に後輩と面と向かってみると、思わず感極まってしまいます。試合ではあれだけ我慢していたのに、涙が溢れ出してくる生徒もいました。
後輩は、あなたたちの涙、声、そして、チームワークを、決して忘れないでしょう。そして、「私たちのチームは、もっといいチームにするぞ!」という強い気持ちで、あなたたちの姿をみていたと思います。
「勝者」「敗者」ということも、確かにありました。しかし、ここにいる後輩たちには、それ以上に伝えたものがあったのではないでしょうか…。それぞれの部活動で、次へつなげる大切なバトンを、支所予選という大舞台でしっかりと渡せたのではないか…そんな気持ちになった、大会後の学校の風景でした。

上位大会に進む皆さんは、こうしたしない全部の生徒の思いを「力」にして、大会に臨んでいきましょう!