今日の5、6時間目は「奇跡的」にお天気が持ちました。運動場は少し湿りがちではありましたが午後まで雨も降らず、長縄大会を実施することとなりました。
当初、中止も覚悟していた先生たちは、神様がくれたプレゼントのようなこの天気に、「うれしい」反面、「テンション高めてくれるかなぁ…」と心配も…。
ところが、運動場に出たらその心配はどこへやら。3年生は集まって、円陣を組んでいる姿、1・2年生は一生懸命練習をしている姿が運動場のあちらこちらでみられました。
まず開会式が始まりました。
全校生徒が集まったのはものすごく久しぶりです。
しかも、この夏の運動場に集まっているのは、安祥中学校ではあまりなかったことではないでしょうか。
校長先生はあいさつの中で、日本代表のPKの話をしました。失敗してもみんなが駆け寄り励ましている姿から、学級の誰かが引っかかっても、みんなで励まし合いやっていこうという話がありました。
生徒会長からも、学級の力を結集させて戦おうという話がありました。
最初の競技は、「八の字」という種目です。
1人ずつ3分間跳んで、回数がどれだけになるかを競い合います。3分間も回す人は結構大変。しかも、上手なクラスはいつまでも引っかかりません。前半と後半でチームを分けて、飛び続けた合計を勝負します。 3分間の戦いが終わると、みんなでハイタッチをしながら、互いの健闘をたたえ合うような姿もありました。
次の種目は、「OH!縄跳び」です。
本校のいうOH!縄跳びは、1分30秒の時間制限の中で、連続して跳べた回数のうち、一番多いものを争うといった極めてシンプルな競技です。生徒会の役員が数を数え、ボードに示していきます。
表彰式は、代表者が賞状を受けるという形で行われました。賞状を受けた生徒もにこにこしていましたが、それを見つめる学級の生徒も笑顔にあふれていました。 会長から生徒へ、生徒一人ひとりの手作りの会から生まれた賞状は、ゼロから始まった「学級力」を高めた証として、これからの様々な行事にとって非常にさい先のよいものとなるでしょう。
逆に、悔しい思いをしたクラスもありました。その悔しさをバネにして、今後の活動につなげていってほしいですね。
まだまだ前哨戦。ここから先、学級力をどう高めていくかは、あなた次第です。
今回、こうした会を企画してくれた生徒会の皆さん。素晴らしい発想力と行動力を示してくれました。そして、生徒会顧問の先生方、お疲れ様でした。
校長先生が、最後におっしゃいました。
「みんなの中では、もっといい結果が出るのに…とか、悔しい思いをした人もいるでしょう。そこで、校長先生は生徒会の皆さんにお願いしたい…もう一度、リベンジができる場を作ってもらえないだろうか…」
長縄の戦いは、まだまだ続編が生まれそうです。