2011年3月20日日曜日

Fukushima50!

今日の話題は、うまく伝えられるかな…。


先週は、寒い日が多くありました。
学校のけやきの木も、薄い雲に隠された太陽に照らされて、見るからに寒いモノトーンの風景を映し出しています。ここ数日の暗いニュースに併せて、気持ちも少し沈みがちになってきます。


津波や地震による被害については当然ですが、原子力発電所が爆発などを続けている状況を先週は映像で見かけ、さらに不安が募りました。

そして最近では、ヘリコプターで、そして放水車で、自衛隊や警察、消防の皆さんが、水をかけ、燃料棒の冷却をめざしている映像を、非常に遠いところからではありますが、私たちはよく目にしました。

テレビをつけると、様々な評論家の方が意見を言っています。また、メディアの人たちが記者会見でいろいろな質問をしている姿も見かけます。それを聞いて、一喜一憂しているというのが私たち。画面から、心配をしているのが今の心情かと思います。


原子力発電所の状況がよくわからないなか、よくテレビの内容を聞いていると、中では確実に仕事をしている人がいます。今は作業ができない、こんなことを試みた…など、聞いているとわかるのは、人の力、マンパワーが動いているということです。

当然、空から、陸から、放水活動などをしている人も、マンパワーです。



爆発後多くの社員が退避し、監視のために残った社員は50名。かれらは、対策本部と連絡を取り、さまざまな復旧作業をしているそうです。
そんな彼らのことを、海外メディアはFukushima50と呼んでいます。
「福島の英雄50人―自発的に多大な危険を冒して残った原発作業員」とアメリカABCテレビなどでは紹介されているそうです。
今は、電源復旧のためにたくさんの方々が集まっているそうです。その他、放水などの作業に当たる方、現地の対策本部の方なども…。


原発について、そしてこの事故について、その対処について、ここに意見を挟むつもりはありません。そういうことは、テレビで評論家の方々がたくさん意見を言っていらっしゃるので、そちらを参考にしていただければいいと思います。



ただ、ここで言いたいことは何かというと、

大変な状況下、今 確実に、問題に向かっている人がいるということ。
現場では、その問題から逃げずに、今向き合ってくれている人がいます。

そこには、学ぶべきことがとても多くあります。
 
ただ、そのことを生徒の皆さんに伝えたくて、今日は書きました。
 

pray for Japan!
 
火曜日の合格発表のたよりとともに、日本を元気にしてくれる知らせがいくつも届くことを、皆さんとともに願っています。