正門の河津桜が花を咲かせ始めました。
雨も上がり、夕日をバックに桜の花が冷たい風に揺れています。
明日はいよいよ卒業式。
9年間という義務教育の終わりを迎え、自ら進むべき道を歩き出そうとしている皆さんにとって、いい式になるといいですね。
正門に咲いている河津桜の花も、ようやく花をつけ始めました。
皆さんの門出を祝っているかのようです。
「桜」というと、どうしても私たちは、4月になると満開に薄いピンクの花をつけ、1週間ほどではらりと散りゆくはかなさを感じる、あの、ソメイヨシノの桜を思い出します。
でも、この河津桜は2月に咲き始めます。
色は少し濃いめのピンク色。
花は葉とともに咲き、数週間にわたって開花し続けます。
ソメイヨシノが春本番を示す桜だとすれば、
河津桜は、春を呼ぶ桜。
同じ桜でも、こんなに柵時期、柵色、咲き方、散り方は違うんだと、改めて気づかされます。
桜にもいろいろある…。
そして、人にもいろいろあります。
同じ時期に、同じように花をつけ、同じような散り方をしていくことが正しいわけではありません。
桜でもいろいろな種類があるように、
早くから咲く花。
葉とともに咲く花。
花だけが咲き誇る花。
実をつける花。
いろいろな桜、いろいろな人生があります。
一面的な評価で自分を見ず、常に、自分にとって最良の時に、最良の方法で、花を咲かせてもらいたいと思います。
卒業おめでとう