2011年3月19日土曜日

冷静になろう ~うわさに流されない~

大震災から一週間が過ぎました。
今週末は、震災について特集をしていき、安祥中の皆さんにも震災を通して考えてもらいたいことをかきます。今日は、いわゆる「買い占め」のことについて。


ガソリンがスタンドになくて、車が長蛇の列を作っているようです。
ガソリンの供給が被災地の支援を優先として行われているため、タンクローリーが不足してしまっている状況があるのは確かなようです。でも、実は供給量は十分だそうです。この混乱に拍車をかけているのが、人々の買い占め。問題はここです。どの新聞を見ても、今後1~2週間で輸送体制も回復しそうなんだとかいています。なのにものすごく不足してしまうのは、不安が購買をあおってしまっている状況にあるからだと東北の地方紙には書かれています。

食料品の買い占めも非常に問題になっています。
首都圏のコンビニなどでは、棚が空っぽになってしまっている映像などが流れています。その一方で、築地では市場にものがあり、購入してくれる相手を探しているようなところがありました。レトルト食品は増産体制を続けており、大臣なども口々に「物資の供給量は十分」と述べています。しかし、物を置くと同時にトイレットペーパーがなくなってしまうと言う状況が起きています。
やはり、この混乱に拍車をかけているのも、人々の買い占め。問題はここです。
朝鮮日報などでは、お隣韓国でもこの震災後、何を思ったのか育児用品や食料品などの買い占めが問題となっているようです。

そんななか、冷静な対応を求める意味もあって、松本隆応さんという若手のデザイナーの方が、Twitterで買い占めを防止するためのポスターをつくりました。
それが上にあるもの。
無駄に確保することでどれだけのことに使え、どれだけの人が迷惑をするのかが上手に描かれています。
実は本校の今回の募金。このブログの表示に使ったポスターも、バナーと呼ばれるものも、みんなホームページ上で「自由に使って下さい」と提供してくれたデザイナーの作品。決して日本赤十字などの公的なものではありません。先日も話しましたが、絵の得意な人はその分野で、自分自身の貢献をしているのです。

あなたは、混乱を招く側の人ですか。

それとも、混乱を押さえる側の人ですか。

冷静な対応を、今こそ私たちは迫られています。
噂に流されない心を持てるといいですね。
思えば、いじめなどもこうした行動から始まります。

お互い、こうしたことから学んでいきたいものです。