本日行った研究授業、「先生ってどんなことを研究授業で話し合ってるの?」と思われる生徒のみなさんも多いと思います。そこで、今日の授業を別の視点で見てみましょう。
若くてイケメンを自称するだけあり、元気に授業は始まりました。
「初めての研究授業で、頭の中が真っ白になりました!」と、後の反省でいっていましたが、なかなかどうして、堂々としていましたよ。
教室の中にも先生がたくさんいますので、廊下にもあふれるほどになっていました。授業をする先生の声は元気なので、廊下にも聞こえます。
「これくらい元気ならば、1Fにいても聞こえるかもね…」なんて、先生達の声。若いって、素晴らしい!
生徒への支援はとても大切なことです。今回はグループ化をすることも生徒の意欲を高め、学習の理解を高めるために重要なポイントです。机間指導を行って、分からない生徒が『分かった!』と言えるように指導していきます。
グループでの活動が始まると、先生方はそれぞれのグループでのつぶやきや活動の様子などを細かく追っていきます。そうすることで、先生の指示や発問の意図がしっかり伝わっているか、そして、授業で学ばせたいことがしっかり定着しているかが分かってくるのです。
板書も大事なポイント。生徒の座席に座った時に、本当に見えるのか、その板書に意味があるのか、そして、考えさせられる、あるいは、わかりやすく表示されているかがここで分かるようになります。
気がつくと、生徒のみなさんが出してきた学校の高さを計算した表に先生方が集まってきました。よく見ると校長先生と数学部の先生方。この表記に意味があるのか、この平均を出すことの意図は何かなど、専門的な視点から、議論をしていました。
そしていよいよ研究協議会です。今回は、付箋紙を指導案に貼っていくという「KJ法」を活用した授業の研究協議会を行いました。この発問の場面での先生の動きは適切だったか、この部分で生徒は理解できていたかなど、気付いたことをその場でメモし、時系列を追って貼っていきます。
サインペンも用意して、指導案に書き込んでいきます。そして、議論をします。
校長先生と授業をした先生も交えて、先生方に様々な意見を言って頂きます。教科などもばらばらですが、求めることは一緒。生徒のみんなが意欲を持って学習活動に望めるような授業であるかという点、そして、生徒全員が理解を高め、『分かった』と言えるような授業であるかという点です。これは、どの教科も共通していることです。
各グループの先生方に、グループ協議のまとめの意見を言って頂き、その後数学主任の先生のご意見ご感想、そして、教頭先生校長先生のご意見と話を進め、本日の授業の成果と課題について確認しあいました。