きっと、今このブログを見ている人は、猛烈にテスト勉強をやって、ちょっと息抜きに…ここを見ているのではないかと思います。(ちょっと期待も込めて、一応書いてみました…。)コーヒーブレイクになってくれればと思い、今日は学校の豆知識をお知らせしたいと思います。
安祥中学校は今年創立30周年を迎えました。
開校当時、安祥中学校がどのような風景だったかというと、こんな感じでした。写真は第1回生の卒業アルバムから。正門前の風景を撮影したものです。正門から体育館の方まで見通せるほどでした。
「えっ、じゃあ今ってどんな感じだったっけ…?」
そんな疑問も出ると思いましたので、同じ角度で撮影してみました。
ん~っ!撮影者が下手で、季節も秋なので何ともいえないのですが、木が育っている部分と、逆に木が寂しい状態になってしまっているところとあります。でも明らかに、30年の年月とともにたくさんの卒業生を出し、たくさんの生徒が生活してきたこの学校で、学校に植えられた木々も成長をともにしてきたと言うことがここで分かると思います。
そんな木々の中でも、今日は本校でいわれのある木をいくつか紹介します。
この木は「河津桜」といいます。本校では長年にわたり伊豆方面への修学旅行を続けてきました。アルバムを辿ると、30年全てとは言いませんが、ほとんどが伊豆方面への修学旅行となっています。なかでも、今年も続けてきている静岡県賀茂郡河津町への第1日目の修学旅行は、近年全国でも多くなってきている分宿を中心とした伊豆地方での修学旅行のパイオニア的な存在であったともいえるでしょう。本校では昔から、河津町の今井浜の民宿組合の皆様のご協力を得て、学級ごと、班ごとなどでの分宿を通した人々との温かいふれあいやおもてなしを体感し、生徒にも好評となっています。
この桜は、毎年2月から3月初旬にかけて咲くという早生の桜です。開花時期も長く、関東地方の春を告げる木として、シーズンではたくさんの人々が花見に訪れます。こちらの方で言えば、岡崎公園の桜の時期ぐらいでしょうか、民放局での情報番組などでは、必ず取り上げられる場所です。
生徒の皆さんが行く時期はこの桜が咲く時期ではないのですが、こうした河津町との縁があり、本校ではこの桜を頂き、現在様々なところで植えられています。
これは、第27回生の卒業記念として植えた木。現在は高校3年生、18歳にあたる生徒の皆さんの記念樹です。うえてまだ3年ですが、着実に大きくなっています。
ほかにも学校の様々な場所で植えられています。探してみてください。
そして、今年度本校が30周年を迎えると言うことで、正門を入ってすぐの駐車スペースの場所20mほどに、30周年記念植樹として、河津桜の並木をつくるという計画をしています。またこちらの進捗状況などもお伝えできればと思います。
これは、自転車置き場の横に植えられている木です。何の木か、分かりますか?
ヒントは、「なっているものに注目」です。
アップにすると…
わかります?実は…レモン。
学校にレモンの木があるというのは、知らない人も多いのではないかと思います。
この木は、ポールコールマンと言われる方が、1990年から自然環境を守るための行動として世界中を歩き、木を植える活動の一環として学校を訪れ、植えられたものです。現在彼が歩いた距離は4万4000キロ、歩いた国は39カ国にも及ぶそうですが、すでに数百万本以上の木が植えられたそうです。
技術科でダイコンに水をやりに来た生徒が、「先生、なんで学校にレモンが植えてあるの?」と聞いてきたことがありましたが、そんな素朴な疑問が、この回答でスッキリしてくれていれば嬉しいなぁと思います。
学校に、歴史あり。そして、人に、歴史あり。一本の木にも、こうした人の営みの中で、記念であったり願いであったりといった形で、歴史があります。学校の中には他にも、ひょっとしたら今の職員ではもう分からなくなっていまっているけれど、当時は記念樹だったんだよ…なんてものもあるかもしれません。もしよろしければ、そうした情報も教えてください。
ということで、中学生の皆さんは、コーヒーブレイク終わり!
さぁ、勉強、勉強!
がんばってくださいね…