2011年1月22日土曜日

志を立てるということ ~スタートの号砲はなった!~

昨日の立志式。

2年生の皆さんの歌声は、
今までの自分の生い立ちとここまでの道のりを確認するかのように、
保護者の代表として参加されたお母さんの呼びかけに反応するかのように、
校長先生の言葉に応えるかのように、
目の前の1年生、そして、保護者の方に決意を述べるように、
全員が立派に歌を歌い上げていました。

実行委員の皆さん、本当にお疲れ様でした。


この会場に、「今までの私たち」と題したコーナーが用意してありました。

これは、皆さんの「過去」を表していると思います。

描かれた花に貼り付けてあるのは、生徒の皆さん一人ひとりの幼い頃の写真です。
写真を持ち寄って、無邪気に小さい頃の自分たちを見比べてはしゃいでいた皆さんですが、この会を通して、しだいにわかってほしいことがあります。それは、この写真を撮る側の人の思いです。

ファインダー越しに皆さんを見ていたおうちの方。

写真に写っている皆さんが笑顔でこちらを見ているのも、カメラの向こうに安心できるおうちの方の姿があったからではないでしょうか。
そんなおうちの方の思いに触れてもらえると、今日の会がますます意味を持つことになると思います。


また、自分の手形を色画用紙で切って、学年全体の一体となった力を表している掲示もありました。
そして、学年の自画像を描いた掲示が掲示してありました。

これは、まさに「現在」の自分の姿。そして、仲間の姿。

6クラス分の「手」と「顔」で体育館の周囲を埋めていましたが、 あらためて自分の顔を鏡で眺め、自分自身を振り返るきっかけを得ることができたのではないでしょうか。



校長先生はおっしゃいました。

「今日の会をきっかけにして、自分に素直になろう」と…。

今が素直じゃないわけではないんだけれど、もっとありのままに、自分の思いや願いを達成するために自分の「殻」を破ってみると、新しい自分が生まれるんだと思います。
実行委員会の皆様のアイデアで、会の内容も、会場を飾っていた様々なものも、自分の「過去」と「現在」をみつめるきっかけとなるものばかりでした。

あとは、皆さんがこれを機会に「未来」を見つめるかどうか。


「障子を開けてみよ。外は広いぞ。」 (豊田佐吉)



皆さんが自分の未来を自らの手で切り拓くことを、私たちは望んでいます。

立志の会に保護者の皆様をはじめ、様々な方々のご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。