2010年10月1日金曜日

歴史のひろば展が開催されています

先週から、第5回「歴史のひろば」作品展示会が歴史博物館・市民ギャラリーで行われています。この作品展は、歴史系の自由研究の優秀作品を集めたものです。科学や技術といった分野においては、安城市の「かがくのひろば」作品展示会(1月開催)や、岡崎市の岡崎市小中学校理科作品展(今週末開催)などがあります。しかし、歴史系の自由研究が一堂に会して見られるというのは、近隣の市町村というか、この地方にはない分野での作品展示会です。
明日・明後日は、安祥文化のさとまつりも開かれ、本校からは吹奏楽部が参加することになっていますが、今日は一足先に、歴史の広場展の展示の様子をお知らせします。


 1年生の石川君の作品、「戦争の傷跡 忘れないで」では、広島の原爆の体験者の話を研究動機に、様々な体験者の話や被爆の足跡、当時の様子などについてまとめていました.


2年生の杉澤さんの作品では、自然教室で根羽村に行ったことを研究動機にして、明治用水のもととなる矢作川の源流から下流に至るまで、そして、使用されて下水として処理され、再び川に流されるまでについてをまとめていました。


 3年生の戸田君は、「遣唐使船遭難の謎に迫る」と題して、遣唐使船が過去にどのようなルートをとり、どのような場合に遭難しているのかなどを、文献等を参考にしてまとめていました。

会場には、歴史大賞・歴史賞なども設定されており、中学校の部では地域を素材にして丹念に調べ上げ、日本と安城を比較しながら時代の変化をまとめている作品や、地域で起きた出来事を証言などを実際に聞いて回りながら、具体的な事実を明らかにしていこうとする作品などもあり、非常に見応えがあります。企画展で展示されていたこともあって、東海道関係の作品も多くありました。夏休みにブログで、こんなのどう?と勧めましたが、やっぱり考えることはみんな同じなんだなぁと思いました。

来年の研究のためにも、一度足を運んでみて下さいね。

今週の日曜日まで開催します。