「室内陸上って何?」と思われる方も多いのではないかと思います。そこで、大会に先立ちまして、少し解説をします。
「室内陸上」というのは、まさに室内で陸上をするのです。
しかし、それほど広くはない室内で陸上をするには、それなりの制約を受けます。
まず、普段の大会ならばコースの直線は100mあるはずですが、この大会では60mしかありません。しかもゴールしたあとに勢いを流すための余分な幅もほとんどないので、突き当たりの壁には柔らかいマットが貼り付けてあります。60m走に出場する選手はみんな、走り終わったあとに、そのマットめがけてバ〜ンとぶつかっていきます。バ〜ンと。
また、トラック1周も、普段ならば400mあるのですが、室内陸上では約160mほどしかありません。そのため、全国レベルの選手たちがそのトラックを全力で走るとなると、コーナーに差し掛かったときに遠心力でバ〜ンと飛ばされてしまいます。バ〜ンと。ですので、コーナーのところはバンクになっています。まるで競輪場のようです。
さらに、大阪城ホールは陸上の大会専用ではないので、コースなどは全て特別に設置したものになります。その上を走るとパコパコと下の木枠が響く音がします。パコパコと。
といったように、普段の大会では経験することのできない舞台で、本日安祥中代表の生徒が競技します。応援をよろしくお願いいたします。
1枚目の写真
60m走の走路です。
2枚目の写真
マットが壁に貼り付けてあります。
3枚目の写真
コーナーのバンクです。60m走の走路が会場の中央を横切っているため、バンクの部分は写真のように一時取り外してあります。