県内で中高生を狙った連れ去りや性的な犯罪に発展する可能性も含めた事案などが非常に多く起きており、その注意喚起をしっかりとお願いします…とのことでした。
「つ・み・き・お・に」で連れ去り被害を未然防止!
冬休みを迎えるこの時期は、子どもたちの気分も開放的になり、屋外での活動もより一層活発になることから、声かけ、連れ去りなどの被害が心配されます。
お子さんがこうした被害に遭わないためにも、ご家庭で「子どもを犯罪から守る合い言葉~つ・み・き・お・に~」を例に、繰り返し確認して下さい。
つ…「ついていかない」
知らない人に声をかけられても決してついていってはいけません。
み…「みんなと、いつも一緒」
ひとりで遊んだり、夜間に出歩いたりすることは、被害を受けることにつながります。特に夜間は、みんなと一緒に行動するという以前に、「夜間外出をしない」ことが大切です。
き…「きちんと知らせる」
出かける時は必ず家の人に行き先や帰宅時間等を知らせて下さい。また、何かあった時も(絶対にあってはいけませんが)必ず伝えて下さい。
お…「大声で助けを呼ぶ」
知らない人に連れて行かれそうになったら、大声で助けを呼んで下さい。しかし、とっさになると声も出ないと言うこともあるかもしれません。そのためにも、防犯ブザー等を用意しておくこともよいでしょう。
に…「逃げる」
怖いと思ったら、その瞬間すぐに逃げましょう。「子ども110番の家」にかけ込んだり、近くの店などに入ってた助けを求めることも大切です。
以下は平成22年1月から10月までの県内での事案に対する分析です。
発生時刻
午後6時から午後10時まで (事件全体の約27.6%)
発生場所
道路上(43%)、住宅(18.6%)、駐車場や駐輪場(10.7%)となっていて、道路からつれられるケースがほとんどだそうです。凶悪な事例は駐車場等の発生率が高いそうです。
発生曜日
各曜日まんべんなく発生しています。が、凶悪な事案になると土曜日夜から日曜日にかけてなどに発生しています。夜間外出は各家庭でしっかりと「自分の身を守るために」しないように徹底しなければいけません。
被 害 者
中高生が47%と圧倒的に多いそうです。10歳未満、十代も含めると、全体の60%を超えます。
被害者の行動別
下校中・帰宅中が55%だそうです。
被害者の性別
実は男性の被害も発生しています。
中学校でも、生徒の日没後の行動は極力控えるように伝えています。ご家庭での徹底をお願いします。