セミの鳴き声も以前より耳に残るようなこともなくなり、朝夕には本当に時折ですが、「あっ、涼しい…」と思うような風も感じられるようになりました。ところで、宿題は大丈夫?
もういまさら…なんて思わずに、何かアイデアを考えて下さい。
ここから何かを観察しようと思っても、ちょっと厳しいですね。そこで、こんなのはどうでしょう。写真は埼玉県熊谷市。,熊谷次郎直実といえば、わかる人はわかるでしょう。そう、教科書にも出てくる『扇の的』のモデルの出身地です。この年、最近は全国でも最も暑い都市の1つとして有名です。安城市の近辺では、岐阜県多治見市が有名で、「うながっぱ」が登場するときは37度を超えているという報道が連日ありました。この2つの都市で、「日本で一番暑い都市」を競っているそうなのですが、ある意味不名誉なこの称号を逆手にとって、頑張っているところがあるんです。今回こんな街をちょっとの間ですが訪問する機会がありましたので、報告して自由研究などの調査材料にしてもらえればと思いましたがいかがでしょう。
駅に着くと確かに暑くて暑くて。すぐに駅に隣接するお店に入りました。すると、すぐにありました。「日本一暑いセール」の文字。別に普通のセールなんですけどね…。食事をとろうとしたら、「HOTフードファイト」。激辛商品が多数並んでいました。暑いのを逆手にとってセールの名前にしたり、暑さを売りにした商品を並べたり…。ここにまず、暑さを生かすツボがありました。でもごめんなさい…。暑くてさすがに激辛の食事をとる気にはなれませんでした。ということで、その点のリポートはなし。すみません…。
暑いのを我慢して出てみると、安城では見かけないある施設が駅に設置してありました。
わかりますか?
看板のすぐ横です。
人の上の方からなにやら出ているのが、写真からわかってもらえるといいのですが…。
答えは、スプリンクラー。
最近、高速道路のサービスエリアなどにも設置してあることが多いのですが、頭上から、霧状になった水を出して、体感温度を下げるような工夫をしているのではないでしょうか。
さっそく下に入って実感してみましたが…、う~ん、ちょっと涼しい…の、かな?
「日本で一番暑い」という熊谷市も多治見市も、だからこそ熱中症を出さないようにしようという工夫や、暑さを売りにして集客を高めよう、観光資源にしよう、知名度を上げようなんて工夫がたくさんあります。多治見市のうながっぱも、その1つの工夫です。
そこで自由研究のネタ…。
例えば、「日本一暑い町 その秘密に迫る」
☆なぜ暑いのか?~地形や気温などから考える~
図書館などに行けば、データがあります。
☆暑い町の人の工夫
町はどんな工夫をしているのか、商店ならばネットなどで調べられます。
町の暑さ対策の工夫なら、やはり聞いたり、調べたりできます。
☆安城市はどうなの?
暑さ対策など、安城市はどうなのかな?と、比べることができます。
「先生、もう時間がないよ…」
とあきらめず、頑張りましょう!
ちなみに、熊谷市はラグビーの町だそうです。