戦い終えた野球部のメンバーが、学校に戻ってきました。3年生は、顧問の先生方に向けて、今の自分の思いを1人ずつ語っています。全国の中学校のどの部活動も必ず経験するこの瞬間、選手も監督も、ここまで来た長い道のりを振り返り、ようやく肩の荷を下ろすというほっとした気持ちとともに、これで中学校での部活動を引退し、日々の生活とのかかわりからは離れてしまうという寂しさを同時に味わうことになります。でも、先輩の雄姿をしっかりと見せた3年生は、きっと野球部のバトンを無事に後輩に渡すことができたのではないか…そう思います。
バトンを受け取る側の1・2年生は、学校に戻ってきた後、さっそく練習を開始しました。次の新人戦に向けて、いよいよ先輩のいない本格的なスタートを今日切りました。バトンを渡された者として、数時間前に見た先輩の姿を目に焼き付け、新生安祥中野球部の力を付けていってほしいと思います。
どの部活動でも同じだと思います。
大事なのは、“バトン”ではなく、それをつなぐ者たち。つまり、君たちです。
新チームになって、3週間目。各部活動では、体力づくりだけではなく、戦術や技術的な指導の場面も増えてきました。夏休みは部活動にどっぷりとつかり、精力的に活動を進めることを期待したいと思います。