今日からは、先週から5日間行われた「キャリアスタートウイーク」(職場体験学習)での様子を中心に報告します。本校のキャリアスタートウイーク(生徒は「キャリスタ」と略します)は、愛知県が計画する「あいち・出会いと体験の道場」事業の一環として行われています。地域社会を中学生の社会性を育む道場(教室)として位置づけ、地域の商店、企業、公的施設など様々な方々に、中学生が日ごろの学習の場である学校(教室)を離れて行う5日間程度の職場体験の「先生」になっていただくことにより、地域社会全体で子どもたちの教育に取り組んでいこうとするものです(以上は県HPより)。
総集編の最初は、一般の商店編。陳列された商品の棚卸しや欠品の補充、棚卸し後の段ボール整理や、お客様を招くための準備としての掃除など、一般の商店ならではの体験をこの5日間で経験してきました。写真に記載したのは、大きなスーパーマーケットやスポーツ用品店、楽器店等です。皆さんは商品が並んでいて当たり前だと考えてしまいますが、ほしい商品を買いに行ったときにないというのは、商店としては致命傷。また、せっかく行った商店でもきれいな店でなければお客さんに好印象にはならないと思います。皆さんの活動した内容は、商店では基本中の基本ともいえる作業です。意外と重労働だというのは、働いて感じたことだと思います。
商店は、ただ待っていれば売れるのではなく、売るために様々な努力をしているということを、知ってもらえたのではないでしょうか。
商店に行けば、「接客」ということがまず頭に浮かびます。しかし、接客をする部分は、氷山で言うと本当に見えているだけの一部分に過ぎないのかもしれません。たくさんのものが売れ、買った人に喜んでもらうためには、様々な準備をし、様々な調査をし、様々な情報を提供しなければいけないのです。
おうちの方が、こうした場所に働いているという皆さん。
そんなおうちの方の苦労…知っていましたか?