梅雨入りをした今週、それでも晴天の日々が続き、「このままならば天気をもたせたまま自然教室に突入できるかも…」なんて、淡い期待を持ったのもつかの間、いつの間にか雲は厚くなり、雨足は強くなっていきました。5日間という長い日程の中で、「雨が降らないように」という期待は少し淡いものとなっていきそうです。問題は、いかに雨が降らない日が続いてくれるか…といった点に終始しそうな予感です。
中学3年生の先輩に、自然教室の思いではどうだったかを聞いてみました。すると、こんな答えが返ってきました。
例えば、友達と共に過ごすテントは、森の中で本来薄暗くて怖いかもしれないのに、とてもわくわくして楽しかったと先輩は話しています。
また、同じ食材しか使っていないのに、なぜか班ごとに違った味を作り出せる恒例の「カレーライス」も、今となっては良い思い出だと話している先輩もいました。
大切なのは、そこで共に過ごす仲間なんだろうと思います。
今日は梅雨空の金曜日ですが、月曜日に自然教室に向かう子どもたちの心は、きっと期待に胸を膨らませた晴れやかな気持ちなんだろうなぁと感じます。
中には、自然の中で、家族にも頼れず、不安に思っている人もいるかもしれませんが、そこで仲間の大切さに気づいてくれると、天気も心も晴れ渡って安城に帰ってこられると思います。
昨日も今日も、生徒の皆さんも先生方も、準備に余念がありませんでした。夜遅くまで、キャンドルファイヤーのろうそくにアルミホイルを巻き付けている先生の姿や、車の中に積み込む様々な備品を用意している先生、必要な物品を皆さんが帰った後に買い出しに行っている先生など、本当に忙しそうでした。生徒の皆さんも、火の舞の練習を始め、本当に一生懸命やっています。
この旅行が無事に成功してくれることを、心から祈るばかりです。